マンションでは、自分の部屋の他に、マンションのエントランスに入るためのロックもあります。
鍵を紛失してしまった場合には、部屋まで辿り着くことすら出来なくなる恐れがあります。
オートロックで不審者が入りにくくセキュリティは高くなりますが、鍵業者に連絡してもエントランス部分は鍵業者は対応できず、最低でも自分の部屋まで辿り着く必要があるため、深夜の時間帯に鍵の紛失に気付いた時には慌ててしまいます。
カードキーの場合、便利な反面、何らかの原因で鍵が開かなくなったりする不安などのトラブルも想定され不安になります。
今回はマンションのオートロックで鍵を紛失した場合の対応方法について紹介します。
鍵がないことに気付いたら…管理会社または大家さんに連絡
マンションの鍵を紛失してしまったことに気付いたらポケットの中やカバンの中をもう一度確認しましょう。
それでも見つからない場合には、管理会社または大家さんに連絡しましょう。
自分の部屋であっても、管理会社や大家さんに無断で鍵業者に連絡して開けてもらったり、鍵を交換することは契約違反となる恐れがあり、トラブルの元ですので、必ず連絡しましょう。
管理会社が部屋のスペアキーやマスターキーを持っている可能性があり、日中ならすぐに対応してもらえる可能性があり、スムーズに入れる場合があります。
深夜時間帯などで管理会社や大家さんと連絡取れない場合には、ムリに入ろうとせず、ネットカフェやビジネスホテルを利用して翌日対応しましょう。
エントランスを通過する方法
鍵を持っていないためエントランスを通過できない場合には、他の入居者が入るタイミングで自分の身分を証明しつつ一緒に入れてもらう方法があります。顔見知りの住人同士なら安心です。
また、同じマンション内に知人が入居している場合、インターホンを利用して開けてもらう方法もあります。
鍵のトラブル等を想定して、24時間対応の連絡先があるマンションもあります。
大抵警備会社に繋がり、エントランスの鍵のみ開けてくれます。
鍵業者はエントランスなどの共有部分は解錠できません。
管理会社にも連絡取れる場合は、自室の鍵を業者に依頼しても良いか問い合わせることで中に入れる可能性もあります。
マンションによっては、駐輪場からの入口や非常階段の扉が設置されている場合があります。この非常階段は施錠されていないケースがあり、知っていれば入ることができます。
しかし、せっかくのオートロックのセキュリティが意味ないものになるのも事実です。
オートロックによっては非常解錠ボタンが付いていますが、これは火事や救急など命の危険に関わる時のみ使用するものです。アラームが作動し、管理人や警備会社の社員が駆けつけトラブルになるので絶対に押すのはNGです。
自室の鍵を開ける方法
エントランスと自室の鍵が共通の場合、エントランスを通過しても自室の鍵を開ける必要があります。
管理会社に開けてもらうか、鍵業者を手配して開けてもらうことになります。
鍵業者は管理会社が依頼した場合は提携している鍵業者が来ますが、管理会社から自分で手配してくださいと言われた場合は、鍵業者に連絡して来てもらいましょう。
警察へ遺失届を提出
マンションの鍵を紛失した場合には、最寄りの警察署や交番に遺失届を出しましょう。
見つかった場合に、戻ってきやすくなります。
交番や駐在所に伺う際には、一度電話連絡してから伺うと良いでしょう。交番や駐在所によっては不在であったり、電話のみで受け付けてくれることもあります。
マンションの合鍵は高額になりやすい
マンションの鍵を紛失して、合鍵を作成してもらったり鍵の交換の際には、費用は高額になる傾向にあります。鍵の仕様によって異なりますが2万円前後といわれています。
シリンダーで鍵のパターンを変えることが出来る場合は、シリンダーの交換まで必要ありませんが、エントランスのキーと共有のため、一般的な自宅の鍵より高額になります。
新しいマンションは、スマートロックを採用しているマンションがほとんどです。
カードキーを破損させたり紛失した場合には、さらに費用がかかりますので、マンションの鍵の管理には十分に注意しましょう。
